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施工事例
毛呂山町　屋根が壊れている？突風のあとに気づいた瓦の落下…安心の防災施工を行いました！

工事のきっかけ

「突風の翌日、なんとなく屋根の様子がおかしい気がして…」「隣のお家の方に『瓦が落ちてたよ』と言われてびっくりしたの」と、お電話をくださったのは毛呂山町にお住まいのお客様。ご自宅周囲を見回すと、確かに瓦のかけらや大きな瓦の破片が裏庭と隣家の屋根近くに散らばっていました。

お客様の第一声にはこうした不安がたっぷり。
「屋根が壊れているってことですか？雨が降ったらどうしよう…」「突風で一部が落ちたって聞いて、放っておいて大丈夫なのか不安で眠れませんでした」と、今後の雨漏りやご近所への被害を心配されていました。

毛呂山町屋根材(瓦),棟瓦取り直し

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根材(瓦),棟瓦取り直し

施工期間: 3日間

使用材料: 防災瓦（棟瓦・平瓦）

築年数: 17年

工事費用: 335,000円（足場含む）

毛呂山町で屋根が壊れている？毛呂山町の暮らしと屋根の安心

毛呂山町にお住まいの皆さま、こんにちは！
街の屋根やさん坂戸店です(*'ω'*)

毛呂山町は埼玉県の自然に囲まれた町で、地域のつながりが深く、住まいの安全もご近所同士で気にかけ合う文化があります。屋根の不具合がご近所に飛び火する前に、ちょっとした違和感でも相談いただけると、結果的に皆さんの安心につながります。私たちは毛呂山町の皆さまの「屋根が壊れている？」の声に、すぐに対応するパートナーでありたいと思っています。

強風被害で瓦の一部が…隣家の屋根と裏庭に落下。

現地に伺うと、強風によって瓦の一部がずれ、そのまま飛散・落下していた跡がはっきりと確認できました。幸い大きなケガ人はなく、落下した瓦は裏庭や隣家の屋根付近に留まっていたため、二次被害は大事に至りませんでしたが、「屋根が壊れている」状態は明らかでした。

なぜこんなことが起きるの？強風は瓦とその下地の接合部に大きな力をかけます。特に棟（屋根の頂点部分）の板金や瓦が浮いたりずれたりしていると、その部分を起点に風の力が広がり、他の瓦も徐々に緩んで飛散につながることがあります。放置していると、さらなる瓦の落下だけでなく、雨水の侵入 → 雨漏り → 木部の腐食といった悪循環にもなりかねません。

未然に防ぐためには？

定期的な屋根点検：特に突風シーズン前後に、瓦の浮き・棟板金の釘の浮き・貫板の劣化がないかを確認するのが有効です。

釘浮きや板金のゆるみの早期補修：浮いている釘やビスは風で外れやすくなるので、早めに浮きを補強しておけば大きな飛散を防げます。

棟の強化（換気棟や貫板の見直し）：適切に下地を整えて換気棟の固定を見直しておくと、風でのダメージから守りやすくなります。

現調時　棟の一部がすっぽり抜け落ちてしまっている状態…

調査の結果、最も深刻だったのは棟の部分。棟板金の一部が浮き、下地（貫板）が劣化していたため、強風の力で「すっぽり」抜け落ちてしまっている箇所がありました。そこから内部の下地が露出し、雨や風を直接受けやすい状態になっていたのです。屋根全体を見ると他にも釘浮きや、換気棟の固定状態が怪しい箇所も確認できました。

隣家の屋根にも飛び散ってしまいました…幸い、隣家の方にお怪我などはなかったのですが、「このまま放っておいたら、もっと大変なことになっていたかも…」二次被害に繋がる前にしっかり対応致しました。

状況説明

・棟の板金がしっかり固定されておらず、下地との間に隙間ができていた → ここに風が入り込むと一気に剥がれやすくなる。

・貫板が経年で弱くなっていて、釘やビスの保持力が落ちていた。

・漏れた場合の経路：棟部の浮きから雨水が浸入し、屋根の内側の木部を濡らし、放置すると腐食の進行。

こうした状態は、「屋根が壊れている」＝見た目だけでなく構造的に弱くなっているサインです。
毛呂山町の最近の竜巻や突風のニュースをふまえても、こうした部分を無視せず補強しておくことが、防災として大きな意味を持つとご説明しました。

工事までの間、雨漏り防止対策でビニールを！！

本格的な工事の段取りが整うまでの「つなぎ」の期間。お客様が一番心配されていたのは「雨が降ったら雨漏りするのでは？」という点でした。そこで、緊急の雨養生として、被害箇所にビニールシートをかぶせ、雨水が直接浸入しないように丁寧に固定しました。突風や雨が予想されるときの応急処置として、ブルーシート等を使った雨養生は、被害の拡大を抑える大事な手段です。

応急処置で大切なポイント・屋根の上は危険なので、素人判断で無理に上がらず専門業者に任せる。
・ビニールはしわなく貼り、風でめくれないように端をしっかり抑える。
・水が溜まると逆効果になる部分はできるだけ傾斜を活かして水が流れるようにする。

工事日程が決まり、早速工事に入ります！

工事日が確定し、「屋根が壊れている」状態を根本から正すべく、施工チームが準備を整えて現場入りしました。毛呂山町の気候をふまえ（夏の急なにわか雨や突風を念頭に）、工事当日は前日の天気予報もチェックし、雨によるスケジュール変更がないように段取りを重ねています。

作業前の再確認内容・お客様へ再度状態と工程の説明
・安全帯・仮設足場の設置（ご近所への配慮も含めたご挨拶）
・既存の棟部周辺の清掃と劣化部のマーキング

「屋根が壊れている」と感じたその不安を、確実な工程と準備で取り除くことを第一に。工事中もお客様に写真とともに進捗をご報告しながら進めていきました。

棟の下地（貫板）を設置します♪

劣化していた既存の貫板は撤去し、新しい下地をしっかりと設置していきます。雨水の浸入を防ぐために、貫板自体の防水処理も同時に行います。たとえば、釘穴や取り外した部分にコーキングを入れて、雨水が下地に回る道を事前に塞いでから新しい貫板を取り付けるというのが信頼できる施工手順です。

ポイント解説
・防水処理→貫板設置の順序：古い釘穴はコーキングで埋め、浸水経路を遮断。その上で貫板を据え付けることで、接合部からの雨の入り込みを予防します。
・材料選び：今回は耐久性を考慮し、湿気や腐食に強い処理済みの下地材を使用。必要に応じて樹脂製の貫板を検討することもありますが、今回は木材＋十分な防水シールで対応しました。

【換気棟】取り付け～風を逃がし、屋根内の湿気もコントロール～

屋根の寿命を延ばすには通気（換気）も大切です。今回は棟部に換気棟を取り付け、「屋根が壊れている」状態から再構築した後も内部環境を良好に保つ工夫をしました。換気棟は、屋根内部のこもった熱や湿気を逃がす役割を果たし、長期的な下地の劣化防止にもつながります。

施工のこだわりポイント・換気棟自体がしっかり固定されていても、下地が弱ければ意味が薄れるため、先に下地（貫板）の強化を行ってから設置。
・固定ビスにはパッキン付きビスを使用し、防水性を高めながら風による緩みを防止。これにより棟板金の浮きや雨水の入り込みのリスクを大幅に減らします。
・正しい打ち方（脳天打ちではない通常の納め）を確認し、訪問業者の情報で不安になっていた点もクリアに。

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固定にパッキン付きビス使用しています♪

換気棟や棟板金の固定には、通常の釘やビスに比べて防水性を高めるパッキン付きビスを使用しました。これにより、ビス周囲からの雨水浸入を防ぎつつ、熱膨張や風による緩みを最小限に抑えた固定が可能になります。

なぜパッキン付きビス？・通常の釘は経年で浮いてくると、そこからの雨水が入り込む経路になります。
・パッキン付きビスはゴム状のパッキンが一体化しているため、ビス穴自体がシーリングの役目も果たしてくれます。
・さらに、換気棟や板金の動きに追従しながらも緩みにくく、強風下でも安心の留め方です。

お客様にとっては「小さな部材」に見えるかもしれませんが、こうした選択の積み重ねが雨漏りゼロ・長持ちの屋根をつくります。

完工しました～♪防災瓦の美しさ！

すべての工程を経て、落下した瓦のあった棟部分はしっかりと補強され、換気棟も設置され、防災を意識した納まりの屋根に生まれ変わりました。外観も整い、瓦の美しさが戻りつつ、以前よりも「屋根が壊れている」不安が遠のいたことをご実感いただける仕上がりです。

完成時のご報告でお伝えしたこと・棟の下地から換気棟、固定ビスまで見直したので、強風・雨への耐性が格段に上がっていること。
・今回のような突風が来たとしても、以前のように簡単に瓦が落ちるような状態ではなくなったこと。
・今後の点検のタイミングと、季節ごとの注意点（台風シーズン前・冬前のチェックなど）をまとめてお渡し。
・棟の交換は10～15年が目安！風雨や経年劣化で傷む前に、早めの点検・交換がおすすめです♪

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